信仰の対象や神話の舞台となった阿蘇の山々
「阿蘇山」は単体の山ではなく根子岳・高岳・中岳・烏帽子岳・杵島岳などを総称した呼称で、五つの岳を総称して阿蘇五岳と呼ばれます。
これら阿蘇五岳は、北側外輪山の大観峰から眺めると、 ちょうど「
涅槃像」のように見えることもあり、山岳修験者による信仰や民衆による「お池さん参り」としての火口参詣など、阿蘇山は古来より畏敬の対象として人々に崇められてきました。
「涅槃像」として親しまれる阿蘇五岳は、夏は水田に映る逆さ阿蘇、冬は雲海など四季折々の表情が楽しめる景勝地です。